お申し込み
23,000円(+税)
全4回
学ぶこと
アジアのさまざまな米の酒のなかで、
洗練を重ねて無色透明に仕上げたのは日本酒だけです。
また、日本では伝統的に「酒が主でフードは従」とされています。
こうした日本酒の良さを学び、体験する講座です。
毎回講師が選んだ特別な日本酒を試飲していただきます。
第一回 はじめての人のための日本酒の話し方
2020年9月18日(金)17:00~18:30(1時間30分)
日本酒はこの国の固有の酒です。けれども多くの日本人はこの酒をうまく説明できません。
年下の友人や外国からのお客様に「どんなお酒ですか?」と聞かれたとき、あなたはどう説明しますか?
「どんな料理に合うのですか?」「温度は?」「器は?」と次々に出てくる質問にどう答えたらいいのでしょう。
この講座では日本酒の初心者が、初心者に日本酒を説明できるようになることを目指します。
【試飲】…甘辛・濃淡・若熟の6つの比較
第二回 澄んだ酒、温めておいしい酒
2020年9月25日(金)17:00~18:30(1時間30分)
アジアの稲作地帯に広がる米の酒を俯瞰すると、
日本酒は澄んでいることと温めておいしいことが特徴であることが見えてくる。
ではいつ頃、どのようにして澄んだ酒になったのか。
プリミティブな米の酒であるドブロクから清酒が分かれ、発達するプロセスを整理する。
また、江戸後期には粋な飲み方として流行の最先端となった燗が、
スタンダードな飲み方となり、その後廃れた文化的背景を読み解く。
【試飲】…清酒・紹興酒・マッコリを冷と燗で
第三回 酒と権力~『どぶろくと女』を読み解く
2020年10月2日(金)17:00~18:30(1時間30分)
阿部健『どぶろくと女』新宿書房刊2009年は、
もともと酒をつくったのは女性だったにもかかわらず、次第に女性が飲酒から遠ざけられ、
昭和の後半になってようやく再び酒に接するようになるまでを丹念に調べ上げた。
同書を手掛かりに、酒税の発生から自家醸造を禁止するまでの酒と権力の関係をたどる。
さらに酒税を通じて日本酒産業は政官と密接になり大いに発展、
昭和になって岸信介、池田勇人、佐藤栄作、竹下登、宇野宗佑と5人の宰相を輩出するさまを振り返る。
【試飲】…女性杜氏の酒、菩提酛、生酛、どぶろく
第四回 日本酒とワイン テロワールを考える
2020年10月9日(金)17:00~18:30(1時間30分)
日本酒は輸出に積極的に取り組むようになって、欧米の人々にその魅力を伝えようと試行錯誤を重ねた。
そして彼らになじみのあるワインの考え方になぞらえて、日本酒を語ろうとし始めた。
同じ醸造酒で香味のバリエーションも豊富、古い歴史と固有の文化的バックボーンも備えていることは共通する。
しかし、穀物からつくる日本酒は醸造工程が複雑で、味わいの8割は技術が左右すると言われる。
産地の個性がブドウに、さらに酒に現れるワインとは、この点が大きく異なる。
日本酒とワインの成り立ちの違いを整理し、それぞれのテロワールについて考える。
【試飲】…山田錦の酒比較、同一産地・同一品種の酒の比較
講座概要
日時
2020年9月25日(金)17:00~18:30(1時間30分) /
2020年10月2日(金)17:00~18:30(1時間30分) /
2020年10月9日(金)17:00~18:30(1時間30分) /
持ち物
- 筆記用具
- マスク
場所
東京都港区新橋2-4-1
JR「新橋駅西口」より徒歩約5分、都営三田線「内幸町駅」より徒歩約1分
最低催行人数
4人
キャンセルポリシー
当日100%
前日50%
備考
■香水などにおいの強いものを避けてください ■新型コロナウィルスの感染症予防対策 新橋の施設では、東京都感染拡大防止ガイドラインを遵守し、下記の方策により感染症の予防に最大の配慮を行います。 1.講師はフェースシールド着用 2.ソーシャルディスタンスを配慮した机の配置 3.マスク着用の徹底 4.入場口や施設内各所に消毒備品等を設置し、入場者の手洗いや手指消毒の徹底 5.非接触型機器などを活用し入場者を検温(センサー)
受講料
23,000円(+税)
全4回