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16,500円(税込)
全4回
学ぶこと
この講座は対面とオンライン併催です。
このページは対面参加専用のお申込みページですので、
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考古学の世界は今日々進歩発展しています。
かつてのような文字が無い古い時代を扱うだけではなく、
最近では戦国時代の城郭や江戸時代の大名屋敷、
さらには明治時代以降現代までも調査対象となってきています。
しかも、その調査結果が従来の歴史的常識・定説を大きく覆す事例も数多く報告されています。
本講座では、各時代の著名な遺跡発見の経過経緯を詳細に説明しながら、
さらにその時代の最新研究動向も解説していこうと考えています。
第4回 古墳時代Ⅰ 埼玉古墳群と大山(仁徳陵)古墳 2023年2月4日(土)14:00~15:30
埼玉県の埼玉古墳群内にある「稲荷山古墳」から出土した鉄剣に
114文字刻まれていたことが保存処理中に偶然判明し、
5世紀代の倭王が考古学資料・日本の文献史料・中国の文献資料で特定される、
正に「教科書を書き換える」歴史的大発見となりました。
この鉄剣解明までの経過やなぜ大発見となるのかという点などを解説します。
さらに、近年世界遺産に登録された大阪府百舌鳥古墳群の大山(仁徳陵)古墳など超大型の前方後円墳群について、
現在まで分かっている詳細を本論では解説していきます。
第5回 古墳時代Ⅱ 藤ノ木古墳と高松塚古墳 2023年2月18日(土)14:00~15:30
奈良県藤ノ木古墳は法隆寺に近い位置にありながら「未盗掘古墳」として発見され、
大量の貴重な遺物が多数出土しました。
2体分の人骨も出土し、その性別・年齢・病歴なども発見当初から関心がもたれましたが、
近年新事実が報告されています。
同古墳の出土遺物から、古代の倭と大陸との関係について詳細に解説します。
一方、「極彩色壁画」が発見された奈良県高松塚古墳は、
管理者の怠慢から壁画自体に大量のカビ・汚れなどが発生、
処理が遅れたため最終的には分割裁断され保存処理がなされました。
そのような失態の経過・理由などについても詳しく解説していきます。
第6回 奈良・平安時代 藤原・平城京と長岡・平安京 2023年3月18日(土)14:00~15:30
古墳の造営が終焉していく理由として、大寺院造営と宮都建設の頻度が挙げられます。
7世紀の「壬申の乱」で勝利した天武朝側は、飛鳥に藤原京、大和に平城京と
中国の宮都を模した大規模な宮都建設をはじめます。
藤原京はその規模が非常に広かったことが発掘調査で判明していますし、
平城京は「陰陽思想」に基づいて建設されていたことが分かっています。
この理念は続く長岡京、平安京建設にも継続されており、
古代日本では仏教の寺院建設、道教の宮都建設が底流にあったことが分かります。
本論では、古代の宮都に視点を当てます。
第7回 戦国時代 安土城と戦国城郭 2023年3月25日(土)14:00~15:30
信長を亡き者とした「本能寺の変」の真相が巷間騒がれましたが、
この本能寺も発掘調査で堅固な城郭的性格を保持していたことが分かりました。
信長の居城安土城も数年発掘されその全貌が判明しつつあります。
全国では、室町から戦国にかけて築城された多数の城郭が発掘され、
戦乱激しい中、各大名連が苦心苦労して様々な策略を城郭に巡らしていたことが分かっています。
本論では、日本美の象徴ともいわれる「戦国城郭」最新発掘情報を中心に解説していきます。
こんな方へおすすめ
- 歴史、日本史が好きな方
- 古代史、古墳時代、奈良時代、平安時代、戦国時代に興味がある方
- 遺跡巡りが趣味の方
講座概要
日時
持ち物
- 筆記用具
- マスク
場所
東京都港区新橋2-4-1
JR「新橋駅西口」より徒歩約5分、都営三田線「内幸町駅」より徒歩約1分
最低催行人数
4人
キャンセルポリシー
当日 100%
開講日の7営業日前から前日 30%
開講日の8営業日より前 なし
備考
新型コロナウィルスの感染症予防対策
新橋の施設では、東京都感染拡大防止ガイドラインを遵守し、下記の方策により感染症の予防に最大の配慮を行います。
1.講師は不織布マスク着用
2.ソーシャルディスタンスを配慮した机の配置
3.マスク着用の徹底
4.入場口や施設内各所に消毒備品等を設置し、入場者の手洗いや手指消毒の徹底
5.非接触型機器などを活用し入場者を検温(センサー)
受講料
16,500円(税込)
全4回
4回セットでお申込みの場合は、講座開始後はご欠席の場合でも受講料の返金はいたしませんのでご注意ください。
各回単発で受講される場合は、下記の関連講座からお申込みください。