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12,800円(税込)
全3回
学ぶこと
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漢方は中国から伝わった伝統医学が、
日本の風土、日本人の体質に合わせて発展した医学大系です。
漢方薬は漢方の中の薬物療法で、古典書籍にその効能や配合、調製法、
服用法、注意事項などについての記載があり、
また古典医書には漢方薬を構成する生薬(天然素材)についても詳しく記載があります。
医食同源という言葉があるように、生薬には日常食している素材も存在しており、
長い歴史の中で素材が身体に与える影響についての情報も伝えられています。
一方、漢方が身近になった理由にOTC薬の拡大があり、
利用者が選びやすいように様々なネーミングの漢方商品が登場しています。
この講座を通して自分に必要な漢方情報を学び、日常生活に役立てて頂けたら幸いです。
第1回 漢方を学ぶ基本書 三代古典 8月7日(月)19:00~20:30
医学に関する情報は、書籍や医案(カルテ)などの文字、イラストや道具などにより伝えられています。
漢方に関しては中国を起源とするため、漢字という文字情報の存在が大きく、
現在も漢方を学ぶための重要な医学古典医書として、中国・漢代に成立されたとする三代古典、
『黄帝内経』(こうていだいけい:医学理論書)、
『神農本草経』(しんのうほんぞうきょう:薬物学書)、
『傷寒雑病論』(しょうかんざつびょうろん:治療書)が挙げられます。
講座では三代古典にある、今でも役立つ内容をピックアップして解説します。
また、暑さが厳しいこの時期、季節の養生のヒントもお伝えします。
第2回 本草学と生薬 9月4日(月)19:00~20:30
漢方薬を構成する生薬の多くは草木を起源とするため、本草という学問で論じられています。
『神農本草経』は、長い歴史の中での多くの人の発見や功績を、
伝説の皇帝である神農様の偉業として伝える書物。
神農様は人々に医療と農耕の術を教えたことから医薬と農業を司る神とされ、
医薬の分野では伏羲、黄帝とともに三皇とされています。
本草学では素材を分類し、人体にあたえる影響についても記載があり、
食品と医薬品とを区別しています。
素材の持つ性質、味を考慮したメニュー作りなどにも活用されています。
この回では、生薬のサンプルを見ながら、食品として使用できるものを紹介します。
また、「秋バテ対策」についてもお話しします。
第3回 漢方薬の種類と入手方法 10月16日(月)19:00~20:30
漢方薬は中国から日本に伝わり、新薬が普及するまでは医薬品の中心でした。
明治時代になると、西洋医学の医師免許試験が実施され、漢方が衰退してしまいます。
しかし、現在では医学・薬学教育などにも漢方が組み込まれ、
8割以上の医師が漢方薬を処方する時代となり、様々な症状に対して漢方薬が役立っています。
また、セルフメディケーションとして、薬局などで漢方薬由来のOTC薬の販売が拡大しています。
漢方薬を使用するにあたり、健康保健適応の有無、剤形、入手方法などについて、
様々な生薬を使用した薬品や伝承薬、飲料の現物を見ながら解説します。
こんな方へおすすめ
- 漢方薬に興味がある方
- 東洋医学に興味がある方
- 健康に興味がある方
- 「医食同源」の考え方に共感する方
講座概要
日時
持ち物
- 筆記用具
場所
最低催行人数
4人
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12,800円(税込)
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