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20,900円(税込)
全4回
学ぶこと
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寺院には多くの歴史的建造物が残っており、塔をはじめとする建築も多くありますが、仏像などに比べて、その見方はあまり知られていません。奈良には奈良時代以来の建築が多く残り、古建築を知る絶好の地といえます。本講座では、唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺の四つの寺院を取り上げ、建築を見る際の基本を学んでもらいたいと思います。そこには工匠の知恵と工夫と技術、職人の想いが詰まっていて、寺院の歴史とともに、古建築の魅力を堪能してもらいたいと思います。
第1回 鑑真の終のすみか、唐招提寺 1月25日(木)19:00~20:30
お寺のなかには五重塔や仏像を祀る金堂など、さまざまな建築が建てられています。この諸建築が伽藍のなかでどのように配置されたかという点は古代寺院の着目点の一つです。最初に取り上げる唐招提寺は鑑真和上で知られ、奈良時代の金堂・講堂が現存しています。これらの堂塔の配置が時代の傾向を示しています。日本の木造建築は古い時代の方が比較的単純な構造であるので、これらの建築は寺院建築を知る絶好の場になります。
第2回 移された白鳳、薬師寺 2月15日(木)19:00~20:30
唐招提寺と並んで、名刹として知られる薬師寺を取り上げます。薬師寺には東塔が現存していますが、かつては東西のふたつの塔が並んでいました。ふたつの塔が並ぶ形式は7世紀の東アジアで流行した手法で、東アジアの交流がうかがえます。また薬師寺東塔は、数ある日本の塔のなかでも、ひときわ美しい塔ですが、なぜそのように見えるのか、そして、それを支える技術などの秘密について、東塔の建築の細部に着目しながらひも解いていきたいと思います。
第3回 遷都始動、興福寺 2月29日(木)19:00~20:30
興福寺は阿修羅像をはじめ、多くの仏像が残っており、これらはよく知られています。いっぽうで、建築の状況は少し異なります。治承4年(1180)年の平重衡による南都焼き討ちによって、古代の建築は失われてしまいました。その後、中世に再建された北円堂や三重塔が現存しており、これらの興福寺の建築では、伝統的な手法を堅守しており、日本の寺院建築の様式である「和様」の特徴が良く表れています。この興福寺の建築を通して、和様の建築を学びましょう。
第4回 聖武天皇の夢、東大寺 3月28日(木)19:00~20:30
大仏で知られる東大寺は聖徳太子の発願で開かれました。しかし、その時代の建築は法華堂などごくわずかしか残っておらず、興福寺と同じように中世の焼き討ちを受けています。そこからの再建では、東大寺の僧・重源が尽力し、新しい技術を導入して、大規模な建築を建設しています。この技術を「大仏様」といって、和様・禅宗様と並ぶ、日本の建築様式のひとつです。この大仏様を中心に、東大寺の建築の見どころを紹介していきましょう。
●テキスト:「奈良で学ぶ 寺院建築入門」海野聡著(集英社、2022年)
・この講座は14日間のアーカイブ視聴が可能です。(講座終了後に視聴用URLとパスワードをお送りします)
こんな方へおすすめ
- 日本の建築史や木造建築、デザインに興味がある方
- 飛鳥時代や奈良時代に興味がある方
- 古代の大陸との交流に興味がある方
- 神社仏閣に興味がある方
- 日本の歴史や文化に興味がある方
講座概要
日時
持ち物
- 筆記用具
- テキスト 「奈良で学ぶ 寺院建築入門」(海野聡著、集英社、2022年)
場所
東京都港区新橋2-4-1
JR・東京メトロ新橋駅日比谷口より徒歩約5分、都営三田線内幸町駅より徒歩約1分
①JR新橋駅から
日比谷口SL広場を右に出てマクドナルドを左折、直進。中華料理店「新橋亭」から3軒目です。
②東京メトロ銀座線から
8番出口を出てマクドナルドのほうに信号を渡り直進。中華料理店「新橋亭」から3軒目です。
③都営三田線内幸町駅から
A1出口を出たら後方に歩いて交差点を渡らず右折。進行方向にみずほ銀行と新橋亭があり、みずほ銀行の次のビルです。
最低催行人数
8人
キャンセルポリシー
当日 100%
開講日の7営業日前から前日 30%
開講日の8営業日より前 なし
備考
・この講座は14日間のアーカイブ視聴が可能です。(講座終了後に視聴用URLとパスワードをお送りします)
受講料
20,900円(税込)
全4回
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