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カテゴリ
古代史 / 歴史探訪

【対面講座】『古事記』から学ぶ日本の神々 全8回

渡邉 卓 國學院大學 准教授


2023年4月20日(木)/ 5月18日(木)/ 6月15日(木)/ 7月20日(木)/ 8月24日(木)/ 9月28日(木)/ 10月19日(木)/ 11月16日(木) 各日 18:30~20:00(90分)

令和アカデミー倶楽部 新橋校

  • 全8回
  • 定員20名
伊勢神宮 内宮 正宮

お申し込み

32,000円(税込)

全8回

令和アカデミー倶楽部会員様は無料でお申し込みいただけます。(教材費は別途頂戴いたします)

学ぶこと

【対面・オンライン併催】 *この画面は対面講座の申し込み画面です。

 

日本現存最古の文献である『古事記』は、神代の時代から日本の成り立ちについて語っています。『古事記』には様々な神が登場しますが、その数は300以上にのぼります。物語の主人公として描かれる神がいる一方で、名前のみが現れる神も少なくありません。主人公として描かれる神は、個性的な性格を持っていますが、物語が展開すると、その性格が変化することもあります。そこで、本講座では『古事記』に登場する神々をとりあげ、その活躍や神名に由来する性格などをみてゆきます。ときに『古事記』と同時代に編纂された他の文献もあわせて検討し、神に対する人々の信仰などについてもみていきます。

 

第1回 造化三神・別天神

『古事記』は天地が出来上がったところから語られます。そのときに高天原に登場したのがアメノミナカヌシ・タカミムスヒ・カムムスヒの三神です。この神々を造化三神といいます。これらの神々は、特に活躍することなく姿を消してしまいます。それに続いて二神が姿を現しますが、やはり姿を消してしまいます。このように『古事記』では冒頭で姿を消してしまう神々を「別天神(ことあまつかみ)」と表現しています。『古事記』最初の神々について見ていきたいと思います。

 

第2回 イザナキ・イザナミ

『古事記』では別天神の次にも様々な神が登場します。その多くが一対の神であり、最後に登場したのがイザナキ・イザナミです。二神は結婚し、国や神を生みますが、最後に火の神であるカグツチを生んだことで、イザナミは怪我をして亡くなってしまいます。その後、亡くなったイザナミをイザナキは追いかけて黄泉の国へ向かいます。イザナキ・イザナキの物語は国や神を生む神としての性格、また黄泉国での二神の性格の違いを見て行きたいと思います。

 

第3回 三貴子(アマテラス・ツクヨミ・スサノオ)

『古事記』によると黄泉の国から帰ってきたイザナキは、その身の穢れを取り除くために禊ぎをします。禊ぎの時に多くの神々が現われますが、イザナキが両目と鼻を洗ったときに現われた神が、アマテラス・ツクヨミ・スサノオです。この三神は、イザナキが生んだ数多の神々の中でも貴い存在であったために「三貴子」と呼ばれ、高天原・夜の食国・海原の統治を命じられます。『古事記』における三貴子の活躍について見ていきたいと思います。

 

第4回 三貴子に連なる神々

イザナキによって追放されたスサノオは、その事情を姉であるアマテラスに報告するために高天原に上っていきます。その勢いが激しかったために、アマテラスはスサノオが高天原を奪いにきたと思うのでした。スサノオは身の潔白を証明するため、アマテラスと「うけい」を行うこととなります。「うけい」とは、古代の占いの一つです。そのときに男神と女神が誕生します。この神々は古代の氏族の始祖であると『古事記』に記されています。「うけい」によって誕生した、アマテラスまたはスサノオに連なる神々を見ていきたいと思います。

 

第5回 オオクニヌシ

『古事記』では、スサノオの子孫であるオオクニヌシは因幡のシロウサギを助けたり、根の堅洲国のスサノオの試練を乗り越えたり、スクナビコナやオオモノヌシと国を作ったりと、様々な活躍をする神として登場します。登場場面によって、読み取れる性格も異なっています。またオオクニヌシは、オオアナムジ・アシハラシコオ・ヤチホコ・ウツシクニタマという別名があり、複数の性格が重ね合わされた神と見ることもできるでしょう。別名を含め、オオクニヌシについて見ていきたいと思います。

 

第6回 派遣される神々

高天原の神々は、オオクニヌシに葦原中国(地上世界)を譲るように使者を遣わします。一度目の使者であるアメノホヒと二度目の使者のアメワカヒコは失敗し、三度目に派遣されたタケミカズチによって国譲りの交渉が成功します。アメノホヒはアマテラスとスサノオのうけいの時に生まれた神であり、タケミカズチはイザナキがカグツチを斬った時に現われた神です。神話の展開を追いつつ、アメノホヒ・アメワカヒコ・タケミカズチについて見ていきたいと思います。

 

第7回 天孫降臨の神々

国譲りが果たされたことにより、アマテラスの孫であるニニギは葦原中国(地上世界)を統治するため、地上に降ります。いわゆる天孫降臨と呼ばれる神話です。この時に、アメノコヤネ・フトタマ・アメノウズメ・イシコリドメの五つの伴緒(部族の長)である神と、勾玉・鏡・剣とともにオモイカネ・アメノタヂカラオ・アメノイワトワケ、また先導する神としてアメノオシヒ・アメノクメが、ニニギとともに降ります。天孫降臨の時に登場する神々について見ていきたいと思います。

 

第8回 日向三代の神々

葦原中国(地上世界)に降ったニニギは、笠沙の岬で出会ったコノハナノサクヤビメと結婚し、三柱の子を設けます。この三男であるホオリ(山幸毘古)は、なくしてしまった兄(海幸毘古)の釣り針を探すために海神の宮に向かい、海神の娘であるトヨタマビメと結婚します。ホオリとトヨタマビメの子がウガヤフキアエズで、初代天皇である神武天皇の父神です。ニニギ・ホオリ・ウガヤフキアエズは日向三代と呼ばれています。日向三代の神々について見ていきたいと思います。

 

*オンラインで受講される場合は下記の関連講座からお申込みください。

 

講師

渡邉 卓 國學院大學 准教授
福島県生まれ。國學院大學大学院博士課程後期単位取得満期退学。同大文学部兼任講師などを経て現職。博士(文学)。
専門は日本上代文学、神道古典、国学。上代文学会常任理事、全国大学国語国文学会代表委員、古事記学会理事などを務める。
主な著書は『『日本書紀』受容史研究-国学における方法』(笠間書院)、『こんなにおもしろい日本の神話』全三巻(汐文社)など。

講座概要

日時

2023年4月20日(木)/ 5月18日(木)/ 6月15日(木)/ 7月20日(木)/ 8月24日(木)/ 9月28日(木)/ 10月19日(木)/ 11月16日(木) 各日 18:30~20:00(90分)

持ち物

  • 筆記用具

場所

令和アカデミー倶楽部 新橋校
東京都港区新橋2-4-1
JR・東京メトロ新橋駅日比谷口より徒歩約5分、都営三田線内幸町駅より徒歩約1分
①JR新橋駅から
日比谷口SL広場を右に出てマクドナルドを左折、直進。中華料理店「新橋亭」から3軒目です。

②東京メトロ銀座線から
8番出口を出てマクドナルドのほうに信号を渡り直進。中華料理店「新橋亭」から3軒目です。

③都営三田線内幸町駅から
A1出口を出たら後方に歩いて交差点を渡らず右折。進行方向にみずほ銀行と新橋亭があり、みずほ銀行の次のビルです。

最低催行人数

4人

キャンセルポリシー

当日 100% 
開講日の7営業日前から前日 30%
開講日の8営業日より前 なし

備考

受講料

32,000円(税込)

全8回

全8回セットでお申込みの場合は、講座開始後はご欠席の場合でも受講料の返金はいたしませんのでご注意ください。
各回単発で受講される場合は、下記の関連講座からお申込みください。

「古代史」カテゴリの講座

「歴史探訪」カテゴリの講座

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