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カテゴリ
古代史 / 歴史探訪

【オンライン講座】古代日本の都城・宮殿と建築 全4回

海野 聡 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 准教授


2023年7月13日(木)、8月3日(木)、8月17日(木)、9月21日(木)各日19:00~20:30(90分)

オンライン

  • 全4回
  • 定員20名

お申し込み

20,000円(税込)

全4回

学ぶこと

【対面・オンライン併催】 *この画面はオンライン講座のお申し込み画面です。

 

私は現存する建築や文献史料・発掘遺構をもとに、日本の建築の歴史を研究しています。

現代は過去の歴史の積層の上に成り立っており、現代の都市や建築もその上にあります。

それゆえ建築や都市を詳細にみていくことで、当時の建築や都市を取り巻く社会が見えてきます。

歴史の中でどのように造られてきたか、そしてどのような意味を建物が持ってきたかも

解き明かすことができるのが建築史という学問であると考えています。

また日本は世界的にもまれな木造建築遺産に恵まれた国です。

これらの日本建築は東アジアの影響を少なからず受けており、

対外交流史的な観点から技術や技術者の移動、さらには技術伝播の方法の解明に取り組んでいます。

 

第1回 律令制と都城の形成 7月13日(木)19:00~20:00

7世紀の東アジアでは唐の台頭、朝鮮半島情勢の変化があり、とくに朝鮮半島では高句麗・百済・新羅の鼎立体制から新羅による統一へと大きな変革があった。百済に与していた倭国は厳しい立場となり、国家体制の刷新が求められた。律令制という社会システムと合わせて、都城や中国的な宮殿といったハード面での整備が急務であった。その中でも都城制によってつくられた町割りは強固なものである。この都城の形成過程や特徴について、東アジアの社会情勢を絡めつつ、紹介したい。

 

第2回 古代の宮殿と大極殿・朝堂院・内裏 8月3日(木) 19:00~20:30

諸外国とは異なり、日本では宮殿建築が建築史の主役になることが少ない。それは社会制度において、天皇を中心とする古代の体制から幕府による体制へと変革があったことが影響している。いっぽうで古代日本では、激動の東アジアのなかで、唐の手法の導入と日本の独自性の両者を組み合わせながら、独自性の高い宮殿を作り上げていた。藤原宮・平城宮・難波宮・平安宮の各宮殿で、それぞれ空間構成が異なっており、その変遷を大極殿・内裏・朝堂院という三つの区画に着目しつつ、ひも解いていきたい。

 

第3回 平城宮の復元の最前線 ~第一次大極殿を中心に~ 8月17日(木)19:00~20:30

平城宮は8世紀に置かれた宮殿で、とりわけ良好に遺跡が残っており、特別史跡に指定されている。ただし遺跡は地下に埋まっているため、発掘調査の機会などを除き、その様相を一般に知ることは難しい。それゆえ、平城宮では発掘調査の成果を生かしつつ、上部構造の復元を進めており、1998年の朱雀門・東院庭園、2010年の第一次大極殿の復元が完成し、近年も第一次大極殿院の大極門(2022年完成)・東西楼の復元が進められている。これらは古代宮殿の理解を進めるものであるが、復元検討の過程には多くの研究が詰まっている。その最前線を見ていこう。

 

第4回 都の邸宅事情 ~奈良の貴族住宅から寝殿造へ 9月21日(木)19:00~20:00 

古代の都城には宮殿・寺院とおもに、多くの貴族住宅が建てられた。特に平安京の寝殿造は著名なものであろう。そこでは多く儀礼が執り行われ、床上での生活などの現代日本にもつながる風習が確認できる。ただし、日本史の教科書に載るような、巨大かつ荘厳な寝殿造はきわめて特殊なもので、多くの寝殿造とはかけ離れたものである。日本の伝統を踏まえつつ、貴族住宅の様子を奈良時代から平安時代にかけての変化、そして鎌倉時代以降の住宅への影響にも触れていきたい。

 

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【この講座はオンライン講座です】

・パソコン、タブレット、スマートフォンからZOOMウェビナーを使用して参加する講座です。

・インターネット接続環境が必要です。電波状況が良い環境でご参加ください。

・お申込みいただいた方に、事務局からZOOMの招待メールをお送りします。

メールが届かない場合は事務局までご連絡ください。(info@reiwa-academyclub.jp)

・講座の10分前から入室できますので、余裕をもって接続してください。

・お申込み者以外の第三者との「招待メール」のURLの共有や貸与、SNSを含む他の媒体への転載は固くお断りいたします。

・主催者側は講座内容を録画いたしますのでご了承ください。

・受講者による講座の録音、写真撮影、動画撮影、画面のキャプチャーはお断りいたします。

・この講座は7日間のアーカイブ視聴が可能です。講座終了後、視聴用のURLとパスワードをお送りいたします。

講師

海野 聡 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 准教授
1983年 千葉生まれ
2009年 東京大学工学系研究科建築学専攻博士課程中退
2009年〜2018年 独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所
2018年〜 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 准教授(現職)
主要著書に『古建築を復元する 過去と現在の架け橋』(吉川弘文館2017年)、『建物が語る日本の歴史』(吉川弘文館、2018年、『森と木と建築の日本史』(岩波書店、2022年)、『日本建築史講義 木造建築がひもとく技術と社会』(学芸出版社、2022年)、『奈良で学ぶ 寺院建築入門』(集英社、2022年)など。

講座概要

日時

2023年7月13日(木)、8月3日(木)、8月17日(木)、9月21日(木)各日19:00~20:30(90分)

持ち物

  • 筆記用具

場所

オンライン

最低催行人数

8人

キャンセルポリシー

当日 100% 
開講日の7営業日前から前日 30%
開講日の8営業日より前 なし

備考

【この講座はオンライン講座です】 ・パソコン、タブレット、スマートフォンからZOOMを使用して参加する講座です。 ・インターネット接続環境が必要です。電波状況が良い環境でご参加ください。 ・お申込みいただいた方に、事務局からZOOMの招待メールをお送りします。 メールが届かない場合は事務局までご連絡ください。(info@reiwa-academyclub.jp) ・講座の10分前から入室できますので、余裕をもって接続してください。 ・お申込み者以外の第三者との「招待メール」のURLの共有や貸与、SNSを含む他の媒体への転載は固くお断りいたします。 ・主催者側は講座内容を録画いたしますのでご了承ください。 ・受講者による講座の録音、写真撮影、動画撮影、画面のキャプチャーはお断りいたします。

受講料

20,000円(税込)

全4回

全4回セットでお申込みの場合は、講座開始後はご欠席の場合でも受講料の返金はいたしませんのでご注意ください。
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